同じ看護師でも病院と老人ホームでは、仕事内容や役割は大きく異なります。例えば利用者さんの健康管理。もちろん血圧計や体温計でデータもとりますが、老人ホームでは介護職と一緒に食事やお風呂の介助をしながら、利用者の状態を観察して健康をチェックすることも重要です。
また、老人ホームでは病院のように積極的な治療は行いません。でもここで朝起きて、着替えて、食事をして、周囲の利用者さんとおしゃべりして、お散歩して、お風呂に入って…と、普通の生活をすることがすなわち高齢者にとっては良いリハビリとなっており、機能回復につながっています!その他、初詣やお花見に行くなど、外出することも多いですね。ここで生活をする中でケアするのが大きな特徴と言えるでしょう。
ここで楽しく生活することで、入所してきた当初は寝たきりだった人が自分で食事ができるようになったり、自分で起き上がれなかった人が歩行器を使って歩けるまでになったりします。そんな"復活"を何度も見てきており、大きなやり甲斐を感じています!
人生の終末期を、ここで楽しく生活して良かったと思っていただけるように、病院とは違ったケアの在り方を追求しています。